在宅ワークでの腰痛対策

腰痛でお医者さんにかかったときこんなことを言われませんでしたか…?

「痛みがよくなるまでしばらく安静にしていましょう。」

これが腰痛治療における今までの一般常識です。もちろん安静にしていることで治る腰痛もありますが、なかなか良くならない腰痛も存在します。さらに、最新の研究では、過度の安静は腰痛を長引かせるどころか、悪化させてしまう可能性があると判明しました。

最新の研究により腰痛治療は進歩しました!

腰痛の研究が進む中、新たな事実が判明しました。

それは、『適度な運動が腰痛を改善させる』ということです!

腰回りの筋肉を動かすことで、筋肉がほぐされて腰痛をやわらげることができるのです。運動といってもランニングやスポーツなどのハードな運動は必要ではなく、ウォーキングや軽い体操など日常生活の延長上でできることで十分です。

腰痛体操の紹介

さっそく紹介していきましょう。内容は当院のスタッフが考えた体操になります。まずは腰の筋肉のストレッチです。

①仰向けになり膝を立てます。

②腰とベッドの下に手を入れて、その手を腰で押しつぶすように力を入れます(このとき腰周囲の筋肉が働くことで骨盤が動きます)。

 

③腰をベッドに押し付けたまま、両手で両膝を抱えます。呼吸しながら10秒くらい数えましょう。

 

次は、腰の筋肉を鍛える運動です。

①両手を骨盤にあてて、胸を張りながらおへそを前に出すように動きます(このとき骨盤が起きてきます)。

 

②その姿勢のままお辞儀するように足の付け根から体全体を前に倒していきます。

③前に倒した体を元に戻します。

④リラックスするように腰回りの力をだらんと抜きます(腰回りに力が入っているのを一旦リセットするためです)。

 

この運動では力を入れるときと抜くときのメリハリをつけるのがとても大事です。

それぞれの体操は、一日5回ぐらいすることから始め、慣れてきたら回数を徐々に増やしていきましょう。また体操は、ゆっくりと呼吸をしながら行うようにしましょう。

最後に補足です。

  • 腰痛をお持ちの方は無理をせず、痛みが出ない体操から行いましょう。
  • 骨盤の動きがわかりにくい方は無理に動かそうとはせずに、まずは骨盤の動きを意識するところからはじめてみてくださいね。

まとめ

  • 今までは腰痛は安静にしていれば治ると信じられてきましたが、実はそうでないことが判明してきました。
  • 最新の研究で適度な運動が腰痛を改善させるということがわかってきました。
  • この記事では腰の筋肉のストレッチと腰の筋肉を鍛える運動を紹介しました。

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