肩甲骨マッサージによる肩こりの解消②

肩甲骨をほぐすヨガポーズ

1:肩甲骨をじっくりほぐすポーズ<ゴムカーサナ>

牛の顔のポーズ・正面

まず、膝を曲げて、右足を左足とクロスするように重ねます。右膝の上部に左膝の裏がくるようにしましょう。左足のかかとは右側の臀部に、右足のかかとは左側の臀部にできるだけ寄せていきます。膝や外側の太ももに痛みを感じない範囲で折り曲げていきましょう。

次に、右腕を耳にくっつくくらいのイメージで手を上げます。肘から先を頭の後ろ方向に折り曲げたら、左手の指先を掴んでください。もし掴めなければ、指先が触れ合う程度を目標にしましょう。気持ちよく腕が伸びていると感じる位置でキープ。ゆっくり呼吸を繰り返します。反対も同じように行いましょう。

牛の顔のポーズ・背面

日本語で「牛の顔のポーズ」と呼ばれるこちらのポーズは、肩をやわらかくほぐすことはもちろん、二の腕の引き締めにも効果があります。骨盤から背中にかけてのラインをまるめずに、背筋をピンと真っすぐにした状態で行ってください。上側の肘は天井に、下側の肘は床に、それぞれに引っ張られるイメージで気持ちよく伸ばしていくことがポイントです。

2:肩の筋肉を気持ちよく伸ばすポーズ<パリヴリッタ・バラ・アーサナ>

針の糸通しのポーズ

まず、膝を腰幅に開いて四つん這いの姿勢になります。左手は手の平を上に向けた状態で右脇の下に通し右の方向へ、右手は手の平を下に向けた状態で真っすぐ前方に滑らせながら、上半身をゆっくりと前に倒していきます。

左のこめかみを床につけたら、上半身は腰から首にかけてゆるやかに右側にひねります。左肩と右肩がじっくりと伸びていくのを感じるまで、そのままの体勢をキープしましょう。左右の腕を入れ替えて、同じように行います。

針の糸通しのポーズ

日本語で「針の糸通しのポーズ」と呼ばれ、脇の下にできた隙間に手を通すポーズです。普段あまり伸ばさない方向へ両肩を伸ばすことで、背中の後ろから肩甲骨の筋肉もしっかりほぐすことができます。膝からヒップまでを傾けずに、真っすぐ立たせることがポーズの姿勢を整えるうえでのポイント。ただし、首や腰が痛むようなら無理は禁物です。

1日5分で老けない体をつくる!辛い肩こりがみるみる楽になる「簡単ポーズ」3選

■肩甲骨や肩関節がほぐれるストレッチ

(1)肩のこりに効くストレッチ

胸を突き出すようにして、肩こり、胸、肩関節の痛みを防止します。喉の調子も改善します。

肩のこりに効くストレッチ

姿勢を正して、天井を見るように、ゆっくりとアゴを引き上げていきます。頭を後ろに倒すのではなく、あくまでもアゴを上へと向けていくイメージです 。

「このとき手を体の後ろで組み、アゴを上げていくのと同時に、組んだ手を斜め 下へと引っ張っていくと首前だけでなく、胸、肩の筋肉もほぐれていきます。手を上げ下げして、左右に動かすと、伸ばされる場所が違うので気持ちいい場所を 見つけてください」

手の指はクロスさせ、肩甲骨をぐっと内側に寄せるイメージで行います。

(2)肩関節ATMストレッチ

ATMとはアンチトリックモーションストレッチのことで、代償運動をおこさないストレッチです。背中のこり、肩こりが改善し、肩関節の動きがよくなります。

左足のひざを曲げます。左手で左足のかかとをつかみ、肩甲骨を前に引き出すようなイメージでひざを伸ばしていきます。足の位置を下げると肩甲骨の上方が、上げると下方が伸びます。足を内側に持ってくると肩甲間部(けんこうかんぶ)が伸びます。

伸ばしたいところが引っ張られるように、背中を丸めるのがポイントです。弓にたとえると体が弓で手と足で引き寄せるイメージです。最初はできなくて当たり前。特に体が硬い人には難しいストレッチですが、続けるとできるようになってきます。

(3)肩関節前方ストレッチ

肩甲骨の動きがよくなり、肩関節の可動域が広がるストレッチです。

両手を肩幅より広めに開いてからソファーに手をつきます。ソファーの前にしゃがみ、ゆっくりと下方向へしゃがんでいきます。

このストレッチを行うときは、背中が丸くなりやすいので、背筋はしっかり伸ばしておきます。また、勢いよくかがみこむと肩を痛める可能性がありますので、ゆっくりと慎重に行うようにしましょう。肩甲骨の内側に効くストレッチ。きちんと固定されていれば、椅子でも代用できます。

(4)肩関節柔軟

肩甲骨の間をせばめて、肩周辺をじんわりと伸ばしていくストレッチです。

後ろ手で、ソファーの背もたれをつかみます。手の幅は肩幅程度が目安。肩甲骨の間をせばめて、胸と腕のつけ根周辺を伸ばします。このとき背中はしっかり伸ばし、視線は少し上方向に向きましょう。

下を向いたり、ひじは曲げないようにしてください。手と手の間は狭い方が効果的です。つらかったら手と手の幅を調節してください。肩こりがひどい人は腕が上がらないかもしれません。また、立ったままの姿勢でもOKです。

肩甲骨や肩関節がほぐされ、内巻きになりやすい肩が本来の位置に戻るストレッチ。肩周りがこっている人ほど最初はきつく感じられるでしょう。ただ、肩周辺を伸ばす動きは普段の生活ではほとんどありません。そのため、意識的にこういったストレッチを取り入れて、肩こりの予防と解消をしていくことをオススメします。

肩甲骨マッサージによる肩こりの解消

あなたの肩こりは、肩甲骨周辺の筋肉のこりが原因かもしれません。肩甲骨周りの筋肉をほぐして、肩こりの悩みから解放されましょう。

■肩こりと肩甲骨は密接な関係

肩こり解消のストレッチはまず肩甲骨から行おう

普段の生活ではパソコンやスマホなど、腕を前に伸ばすだけの生活で、肩甲骨まわりを動かさない生活です。そうすると、肩甲骨周辺の筋肉が硬くなり、動きにくくなってしまうのです。

肩こりは胸にある大胸筋が萎縮して上腕が引き込まれて内旋し、肩甲骨が外側に開き、僧帽筋が縮むことにより起こります。周辺が固まっていれば、肩甲骨の動きも悪く、周囲の筋肉はアンバランス状態なのです。

肩周辺は多くの筋肉が絡み合うところ。肩や背中がガチガチで動かないという人でも周辺の筋肉のコリをほぐしていくことで肩こり解消につながるのです。

肩甲骨のストレッチ方法

■肩甲骨周りをほぐして肩こりを解消する

「肩甲骨」まわりを動かすストレッチ

立って行うのでもOKです

白鳥が羽ばたくようなイメージで手を外側にひろげ、

1. 腕を頭上に上げる
2. お尻の後ろで指先同士を合わせる

1と2をそれぞれ10〜20回ぐらいを目安に繰り返します。肩甲骨から腕が生えているように動かすのがポイント。

肩甲骨付近には「褐色脂肪細胞」という脂肪を燃焼しエネルギーに変える細胞が集まっているので、意識的に肩甲骨を動かすと代謝アップにもつながります。

 

■首と肩回りほぐし体操

1:手を尾骨の上に置き、鎖骨&胸郭を開く

両手のひらの面を尾骨の上で重ね、鎖骨と胸郭が開くように、今できる最大限に肩甲骨を寄せておきます。痛くなるまで無理に寄せるのは禁物です。

姿勢を変えずに首を前後に

次に、姿勢を変えずに首を前後に動かします。手の位置をそのままに、深呼吸をしながらゆっくりと下を向き、次に上へ反らします。これを10回繰り返します。首の前後が心地よく伸びるのを感じてください。

2:手のひらを返して尾骨の上で置き直す

今度は両手のひらを外側に向けて、尾骨の上で手を合わせ直します。肩を落として、力を抜いておくことがポイントです。

首を左右に大きく動かす

胸の間くらいを支点に、首を左右に大きく動かしていきます。ゆっくりと深呼吸をしながら10回行い、徐々に可動域を広げるイメージでいけるところまで動かしましょう。首が前や後ろに出ないように注意してください。

3:ハンガーを胸の前で持つ

姿勢を正してイスなどに座り、胸の前でハンガーを持ちます。脚は安定するように、肩幅くらいに開いておきます。

時計回りと反時計回りを3回ずつ

深呼吸しながらぐるりと半周回します。自分の体を支点に、いちばん大きな半円を描くようにして、ハンガーを遠くへと深呼吸をしながら回しましょう。時計回りと反対回りを各3回ずつ行ってください。

膝痛に効果的なストレッチ

膝に痛みがあると、動くのが億劫になってしまいますよね。しかし、安静にしているのは逆効果です。膝に限らず、関節は動かさないでいると萎縮してしまい、ますます動かしにくくなります。そうならないためにも、運動で膝関節の周りにある筋肉を柔軟に保つことが大切です。ここでは、膝を支える筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、前脛骨筋(ぜんけいこつきん)、腓腹筋(ひふくきん)のストレッチ方法をご紹介します。

膝関節のしくみ

膝の関節は、太ももの大腿骨と脚のすねにある脛骨(けいこつ)、一般的に「膝の皿」と呼ばれている膝蓋骨(しつがいこつ)で構成されており、脛骨を支えている腓骨(ひこつ)を含め、その周囲は関節包(かんせつほう)という袋に包まれています。骨と骨の接合部分が浅いため、不安定になりがちですが、周囲にある筋肉や腱、靭帯などが関節の安定性を保つ役割を果たしています。
また、膝関節で最も重要な役割を果たしているのが、膝関節軟骨です。膝関節軟骨は少しずつ消耗し、一度磨耗したら元に戻りません。筋力が衰えると、軟骨の磨耗を早めてしまいまい、膝の痛みの原因になります。膝周りの筋肉をしっかり鍛えて、膝への負担を軽減しましょう。

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
太ももの前側にある筋肉です。大腿直筋、中間広筋、外側広筋、内側広筋の4つの筋肉で構成されています。膝の曲げ伸ばしをする際に、重要な役割を担っています。
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
脛骨と足首をつなぐ筋肉です。足首を引き上げる、内側に反らす、土踏まずのアーチを維持するといった働きがあります。アーチが崩れるといわゆる扁平足になって、膝や足首、腰などに負担がかかりやすくなり、膝痛の原因になります。
腓腹筋(ひふくきん)
ふくらはぎを構成する筋肉のひとつです。膝や足首の曲げ伸ばしをサポートします。腓腹筋が弱ると、足首の動きが悪くなって、膝の動きが不安定になります。

膝を支える筋肉を柔軟にするためのストレッチ法

膝周りの筋肉を柔軟にするためのストレッチを2つご紹介します。

太ももの前側(大腿四頭筋)を伸ばすストレッチ

  1. 壁に片手をついて立ち、片足の膝を曲げ、つま先をつかみます
  2. つま先をお尻の方へ引き寄せ、太ももの前側を伸ばします
  3. 息を吐きながら30秒キープします
  4. 反対側も同様に行い、左右2〜3セット行います

すねの前側(前脛骨筋)とふくらはぎ(腓腹筋)のストレッチ

  1. 床に座って両足を伸ばします
  2. つま先をゆっくりと遠くに伸ばして、すねを伸ばします
  3. つま先をゆっくりと手前に引き寄せ、ふくらはぎを伸ばします
  4. 2〜3を10回繰り返します

膝の痛みを軽減するためには、動かすことが大事です。ストレッチを活用しながら、無理のない範囲で運動してみましょう。

在宅ワークでの腰痛対策

腰痛でお医者さんにかかったときこんなことを言われませんでしたか…?

「痛みがよくなるまでしばらく安静にしていましょう。」

これが腰痛治療における今までの一般常識です。もちろん安静にしていることで治る腰痛もありますが、なかなか良くならない腰痛も存在します。さらに、最新の研究では、過度の安静は腰痛を長引かせるどころか、悪化させてしまう可能性があると判明しました。

最新の研究により腰痛治療は進歩しました!

腰痛の研究が進む中、新たな事実が判明しました。

それは、『適度な運動が腰痛を改善させる』ということです!

腰回りの筋肉を動かすことで、筋肉がほぐされて腰痛をやわらげることができるのです。運動といってもランニングやスポーツなどのハードな運動は必要ではなく、ウォーキングや軽い体操など日常生活の延長上でできることで十分です。

腰痛体操の紹介

さっそく紹介していきましょう。内容は当院のスタッフが考えた体操になります。まずは腰の筋肉のストレッチです。

①仰向けになり膝を立てます。

②腰とベッドの下に手を入れて、その手を腰で押しつぶすように力を入れます(このとき腰周囲の筋肉が働くことで骨盤が動きます)。

 

③腰をベッドに押し付けたまま、両手で両膝を抱えます。呼吸しながら10秒くらい数えましょう。

 

次は、腰の筋肉を鍛える運動です。

①両手を骨盤にあてて、胸を張りながらおへそを前に出すように動きます(このとき骨盤が起きてきます)。

 

②その姿勢のままお辞儀するように足の付け根から体全体を前に倒していきます。

③前に倒した体を元に戻します。

④リラックスするように腰回りの力をだらんと抜きます(腰回りに力が入っているのを一旦リセットするためです)。

 

この運動では力を入れるときと抜くときのメリハリをつけるのがとても大事です。

それぞれの体操は、一日5回ぐらいすることから始め、慣れてきたら回数を徐々に増やしていきましょう。また体操は、ゆっくりと呼吸をしながら行うようにしましょう。

最後に補足です。

  • 腰痛をお持ちの方は無理をせず、痛みが出ない体操から行いましょう。
  • 骨盤の動きがわかりにくい方は無理に動かそうとはせずに、まずは骨盤の動きを意識するところからはじめてみてくださいね。

まとめ

  • 今までは腰痛は安静にしていれば治ると信じられてきましたが、実はそうでないことが判明してきました。
  • 最新の研究で適度な運動が腰痛を改善させるということがわかってきました。
  • この記事では腰の筋肉のストレッチと腰の筋肉を鍛える運動を紹介しました。

何か運動を始めたいけど、という人「歩くこと」をおすすめします。その3

ウォーキングを楽しみながら長く続けるためのコツ

通勤や買い物に出るときの時間を使う

ウォーキングのためだけに外出しなければならないと思うと億劫に感じてしまいますよね。毎日の通勤や外出時に電車に乗っていたところをウォーキングに変更しましょう。

 

ウォーキングのためだけに外出しなければならないと思うと億劫に感じてしまいますよね。毎日の通勤や外出時に電車に乗っていたところをウォーキングに変更しましょう。

好きな音楽を聴いたり勉強時間にあてる

好きな音楽を聴いたり勉強してみたいと思っていた言語の会話データを聞きながらウォーキングしてみましょう。無心で歩いていると頭にすんなり入ってきそうです。

 

好きな音楽を聴いたり勉強してみたいと思っていた言語の会話データを聞きながらウォーキングしてみましょう。無心で歩いていると頭にすんなり入ってきそうです。

新しい道に挑戦する

よく知ったつもりの街でも歩いたことのない道がたくさんありますよね。曲がったことのない道で曲がれば、新しいお店に出会えるかもしれません。

 

よく知ったつもりの街でも歩いたことのない道がたくさんありますよね。曲がったことのない道で曲がれば、新しいお店に出会えるかもしれません。

季節の移ろいを肌で感じる

車でばかり移動しているとなかなか感じ取れない季節の移ろい。紅葉した木の葉を拾うことができるのもウォーキングならではの楽しみです。

 

車でばかり移動しているとなかなか感じ取れない季節の移ろい。紅葉した木の葉を拾うことができるのもウォーキングならではの楽しみです。

おわりに

普段何気なく歩いているところを、意識を変えるだけで「ウォーキング」という立派な運動になります。5つのポイントを取り入れながらすぐにでもはじめてみませんか?

普段何気なく歩いているところを、意識を変えるだけで「ウォーキング」という立派な運動になります。5つのポイントを取り入れながらすぐにでもはじめてみませんか?

何か運動を始めたいけど、という人「歩くこと」をおすすめします。その2

ポイント1 歩く前にまずは正しい姿勢をとろう

ウォーキングする際、大切なのが正しい姿勢です。歩き始める前にまずは正しい姿勢をしっかり取れるようにしておきましょう。

 

ウォーキングする際、大切なのが正しい姿勢です。歩き始める前にまずは正しい姿勢をしっかり取れるようにしておきましょう。

壁に頭と背中、お尻とかかとをつけます。顎を引き目線をまっすぐにします。猫背でもなく反りすぎもせず、常に腹筋に力が入っていることを感じながら、正しい姿勢をキープしましょう。

 

壁に頭と背中、お尻とかかとをつけます。顎を引き目線をまっすぐにします。猫背でもなく反りすぎもせず、常に腹筋に力が入っていることを感じながら、正しい姿勢をキープしましょう。

ポイント2 正しい歩き方で歩こう

正しい姿勢が取れたなら歩き始めましょう。正しい歩き方とは、かかとから着地し親指の付け根に向かって重心を移していく方法です。

 

正しい姿勢が取れたなら歩き始めましょう。正しい歩き方とは、かかとから着地し親指の付け根に向かって重心を移していく方法です。

かかとから着地する歩き方は、足の裏全体を使います。それにより、足裏の血行が促進されむくみの解消も期待できます。靴の減りが外側に集中している方は特に、正しい歩き方をしっかりと身につけましょう。

 

かかとから着地する歩き方は、足の裏全体を使います。それにより、足裏の血行が促進されむくみの解消も期待できます。靴の減りが外側に集中している方は特に、正しい歩き方をしっかりと身につけましょう。

ポイント3  適度な速度と歩幅をキープしよう

運動として歩く場合、適切な歩幅があると言われています。それは、自分の身長の45~50%というもの。身長が160センチの人なら、歩幅は72~80センチということになります。

 

運動として歩く場合、適切な歩幅があると言われています。それは、自分の身長の45~50%というもの。身長が160センチの人なら、歩幅は72~80センチということになります。

その歩幅を保ちながら、20分中強度の速さで歩いてみましょう。かなりの運動量であることが実感できるはずです。

 

その歩幅を保ちながら、20分中強度の速さで歩いてみましょう。かなりの運動量であることが実感できるはずです。

ポイント4 歩くのに適した靴を選ぼう

靴にはそれぞれ役割があります。ウォーキングシューズは、歩く上で体の負荷が少なく疲れにくいように設計されているのです。心地よく続けるためにも、足に合ったウォーキングシューズを履くことがおすすめです。

靴にはそれぞれ役割があります。ウォーキングシューズは、歩く上で体の負荷が少なく疲れにくいように設計されているのです。心地よく続けるためにも、足に合ったウォーキングシューズを履くことがおすすめです。

ポイント5 時間も大切。朝は避けて夕方に歩こう

ウォーキングは、人の体温が最も高くなるとされる夕方が1番適していると言われています。反対に寝起きで体がカラカラに乾いている早朝のウォーキングは、心疾患や脳卒中を引き起こす原因になってしまいます。

 

ウォーキングは、人の体温が最も高くなるとされる夕方が1番適していると言われています。反対に寝起きで体がカラカラに乾いている早朝のウォーキングは、心疾患や脳卒中を引き起こす原因になってしまいます。

健康を作るためのウォーキングなのに病気を引き起こす原因になってしまったら意味がありませんよね。起きて1時間以内のウォーキングは避けましょう。

 

健康を作るためのウォーキングなのに病気を引き起こす原因になってしまったら意味がありませんよね。起きて1時間以内のウォーキングは避けましょう。

次回は、ウォーキングを楽しみながら長く続けるためのコツについて説明いたします。

 

何か運動を始めたいけど、という人「歩くこと」をおすすめします。その1

もともと体を動かすのが好きな方や、健康のために体を動かしたいと思っている方は多いですよね。体を動かすのに気持ちのいい秋から何か始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。でも、仕事や家事など日々の生活の中から運動する時間を作り出すのは結構大変です。

 

もともと体を動かすのが好きな方や、健康のために体を動かしたいと思っている方は多いですよね。体を動かすのに気持ちのいい秋から何か始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。でも、仕事や家事など日々の生活の中から運動する時間を作り出すのは結構大変です。

そこでおすすめなのが、「歩く」こと。生活の中に歩く場面はたくさんありますよね。それを「ただ歩く」のではなく、運動に変えることができたら今の生活のまま運動量をあげることができますね。

 

そこでおすすめなのが、「歩く」こと。生活の中に歩く場面はたくさんありますよね。それを「ただ歩く」のではなく、運動に変えることができたら今の生活のまま運動量をあげることができますね。

ところで、どのくらい歩けば体にいいの?

ウォーキングは体に良いと言われていますが、歩けば歩くほど良いというものではありません。歩き過ぎによる疲れによって免疫力が低下し、反対に健康を害することもあり得ます。

 

ウォーキングは体に良いと言われていますが、歩けば歩くほど良いというものではありません。歩き過ぎによる疲れによって免疫力が低下し、反対に健康を害することもあり得ます。

1日8000歩。さらに中強度の速さで20分歩くこと

かつて1日1万歩歩くと健康に良いとされていました。歩数だけを追って、1万歩よりさらに歩数を稼ぐことを目標にしていた方もいるかもしれません。

 

かつて1日1万歩歩くと健康に良いとされていました。歩数だけを追って、1万歩よりさらに歩数を稼ぐことを目標にしていた方もいるかもしれません。

今は、東京都健康長寿医療センター研究所 運動科学研究室長の青栁 幸利氏による研究により、ウォーキングは1日8000歩が好ましいとされています。大切なのは、そのうち中強度の速さで20分歩くこと。

 

今は、東京都健康長寿医療センター研究所 運動科学研究室長の青栁 幸利氏による研究により、ウォーキングは1日8000歩が好ましいとされています。大切なのは、そのうち中強度の速さで20分歩くこと。

中強度とはかろうじて会話ができるくらいの速歩きが目安です。ウォーキングは、量ではなく質を高めていくことが重要です。ここからは、歩きの質を高めるために気をつけたい意識ポイントを見ていきましょう。

 

中強度とはかろうじて会話ができるくらいの速歩きが目安です。ウォーキングは、量ではなく質を高めていくことが重要です。ここからは、歩きの質を高めるために気をつけたい意識ポイントを見ていきましょう。

ただ歩くなんてもったいない!「歩きの質」を高めて運動に変えよう

次回は、これから日々の歩きについてのポイントを説明します。

 

健康の基本は、日々歩くこと。

運動といえば、運動不足が問題として指摘されていますが、運動することが早期死亡の回避に役立っていることが明らかにされました。

 世界保健機関(WHO)は、1週間当たり150分以上の中等度の運動か75分以上の高強度の運動、あるいはそれに相当する組み合わせの運動を推奨しています。

英ケンブリッジ大学MRC疫学ユニットのTessa Strain氏らは、運動によって防止できた早期死亡者数を推定しました。その結果、世界的に見ると、運動によって早期死亡が15%(中央値)防がれていることが分かりました。この数字は、1年当たり約390万人の命が救われたことに相当します。

研究チームは、運動不足による健康リスクばかりが注目されているが、運動がもたらすベネフィットにも焦点を当てる必要があることを強調しています。

新型コロナウイルスによる自粛中に運動を続けることは大変ですが、研究グループは、毎日散歩に行く、自転車などのソーシャルディスタンシングを保ちながらできる運動をする、ストレッチやヨガで筋肉や関節を鍛える、オンラインの運動セッションに参加するなどの方法を勧めています。そのほか、ガーデニングも体の曲げ伸ばしに効果的であると話しています。

運認知症の領域からも運動は有効と言われていますので自分に合った運動を続けてみましょう。

毎日20分の運動で1週間で150分弱になります。

私も友人から教えていただいたアプリを使って、歩行運動しています。モチベーションも上がり、継続できています。

皆さんも自分に合った方法で続けましょう。

 

体を冷やさない!温か習慣②

2.体を冷やす「冷たい飲み物、温かくない食べ物」は極力取らない!

国際線のCAさんの書かれた記事の中に、 「中国人は、常にマイ魔法瓶の中に温かいお茶を入れて、持ち運んでいる」 と書いてありました。これも体を冷やさない方法のひとつですね。

私も夏でも常温のお茶か水、冬は白湯(さゆ)をマイボトルに入れて常備しています。 飲んだ後の体の暖かさが、全く違います。また男性は下痢しやすい方が多いと思いますが、 白湯生活をすると全くなくなります。少し面倒ですが、是非取り入れて欲しいです。 また、コーヒーも良いのですが、利尿作用は強いのと臭いの問題で、紅茶か白湯にしています。 紅茶は緑茶並みに抗菌作用があるようで、うがいにも有効であると専門医が語っていました。

3.筋肉を増やす! 筋肉量を増やすことが体温を上げることにつながります。 現代の生活はあまり体を動かさなくても成り立つのが良いところでもありますが、やはり体を動かす、 歩く、走る、筋トレをするなど努力しましょう。 家事も一通りやるとかなりの全身運動になります。家の中もきれいになって一石二鳥ですね。 ちなみに筋トレなど体を使った運動の時は、鍛えられるであろう部位を意識しながら行うと、 尚一層良いとのことです。

以上、すぐにでも行えることばかりです。これから一番寒い季節を迎えますので、是非実行して 頂けると、より健康で暮らしていけると思います。

体を冷やさない!温か習慣①

今は寒い季節ですので自然と冷えますが、最近は真夏でさえもエアコンの影響で冷えて います。年中冷えに悩む女性の方は、多いのではないでしょうか? また女子中学生、高校生の服装も薄い!

真冬でも生足? 元気じゃのう!     ただ、いくら元気ざかりとはいえ、発育途中の体にとって決して良いとは思えません。 ヒートテックなど薄くて暖かいアンダーウェアもたくさん出回っていますので、 上手く活用願いたいものです。   そもそも、なぜ体を冷やしてはいけないのでしょう? 私達のような哺乳類の体は、一定の体温を基本として生理機能を営んでいます。 人間なら大体36℃くらいでしょうか、その体温で各臓器、基礎代謝、免疫系などが正常に機能 しています。それ以下になると、何とか体温をあげようと体はあの手この手を使います。

例えば真冬に長い間野外にいると、震えてきますよね。あれも震えることで体温を上げようとする 防御機能のひとつだそうです。 逆に夏は汗をかくことで体温を下げようとします(気化熱の応用ですね)。   このように一定の体温を保つことが、非常に重要なのです。

しかし・・・   ヒトの体温は下がりつつあります・・・     一説によれば、50年ほど前は平均体温36.89℃だったそうですが、前述したように 現在の平均体温は36.2℃。かなり下がってきているのが、おわかりいただけると思います。 原因は、現代人の食生活、住環境、生活習慣、そして筋肉量の低下がその要因と言われています。   体温が1℃下がると、免疫力は30%も低下するという説もあるそうです。

また各臓器の働きも低下したり、血行が悪くなったり、基礎代謝が低下することによる肥満、記憶力も 低下、はては認知症になる確率も増えるとも・・・   マズい、マズいですよ~。良いことはあまりなさそうです~。 一度、定期的に体温を測って、自分の平均体温を知りましょう。 風邪などで熱がある時しかなかなか測りませんから。 その上で、体温が低めで日頃から”冷え”を感じられているなら、体を温める習慣を身につけませんか?

それでは、体を温める習慣をいくつかご紹介致します。

1.温める前に、冷やさない工夫を!   冷え性は女性に多いと思いますが、拝見していると、以外と薄着ではないかなと思います。 ファッション、TPOに合わない厚着はお勧めしませんが、ヒートテックなどの薄くて暖かい服装なら影響も少ないと思います。 太い血管が通っている首元を温めると、全身にまわる血液を温めることにもなります。 マフラーなどを上手く使ってくださいね。 寝る時なども首元を温めて寝ると、上記の理屈で免疫も上がり、ぐっすり眠れます。 特に冷やしてはいけない部位は、お腹周り。 夏でも腹巻を愛用している方もいるほどで、免疫の中心となる臓器が集中していますので、 温かくする工夫をしましょう。

次回に続きます。